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できるようになる最初の一歩はできない自分を受け入れること

医療業界のこと、製品のこと、医師のこと。新卒で入社して間もない頃は把握するべき情報量の多さに圧倒されてしまうことがありました。だからこそ本社での医療知識や製品知識を学ぶ研修にはずいぶん助けてもらえました。その後も半年ほど現場でOJTの期間があったので、症例の立会いをさせていただいた時に質問をしたり、クイズを出してもらったりして基礎の部分は固めることができました。それでも実際に一人で営業に回っていると、勉強しきれなかったことにも遭遇します。他社の新しい製品の発売に伴って新しい治療法が出てくることも珍しくなく、常に知識をアップデートすることが求められました。

入社して間もない頃は、医師に話しかけるのに必要以上に緊張していました。先輩からも「もっと、相手の立場になって行動しないと」と、当たり前のことを言われる始末。けれど、最初はその「当たり前」が難しい。何を改善すればいいのだろうと戸惑いつつも、自分なりに日々の営業活動を振り返っていました。すると、独りよがりなところがいくつも見つかったのです。例えば、一方的に自社製品の強みを伝えてしまっていたこと。リアクションを見る余裕もなくて、一方通行のコミュニケーションになり、結局は貴重なご意見をお伺いできなかったこともありました。

できる人になれたら、今度は、できるチームをつくりたくなった

それからはどうすれば「自分が」ではなく、「相手が」話しやすくなるかを懸命に考えました。思い至ったことのひとつが、相手が話した内容を記憶すること。覚えてもらえた側は嬉しいし、ストレスなく会話がつづけられます。私が担当している医師は数十人いらっしゃいますが、相手に貢献したい気持ちを持っていれば、その内容は覚えているもの。そうしているうちに当社の営業担当のひとりではなく、私という人間に興味を持ってくださる方がふえ、今では雑談ができるほどの余裕も生まれました。

経験を積み、知識を習得することができてくると、チーム全体をリードすることもできるようになっていきます。新しいステントのリリースが決まった時は、多忙な医師に対して手短にお伝えできるよう、シンプルで伝わりやすい説明資料を作成し、チームメンバーにも共有して、データ・数値の紹介だけでなく、それが製品にとってどういう意味を持つ数値なのかを伝え、チームにも貢献することができました。部下を持つようになってからはよりチーム全体の成果を上げる視点で、仕事を進めることを意識できるようになったと思います。

不安なことこそ、やりきる。それは自信に変わっていくから

「営業の仕事はマンネリ化しやすい」と聞いたことがありますが、私はそうは思いません。少なくとも当社の仕事は、常に刺激にあふれています。たとえ経験が十分ではない社員に対しても成長性を感じれば「こういうおもしろい案件があるんだけど、やってみない？」と声をかけてもらえる文化があります。私自身、入社2年目に、医師に同行して海外で開催される学会に参加する役割を任されました。渡航準備の計画、事前の情報共有、綿密に下調べをしたおかげで、大きなトラブルもなく無事にアテンドを成功させることができました。

チャレンジする前は「自分なんかが本当にできるのかな」と不安に思っていたのですが、先輩のフォローを受けつつも、最後までやりきることで自信がつきました。成功体験がひとつあることで、周りからも認められ、また頑張ろうという気持ちが湧いてきます。中堅の年次になってからは、名医の手術デモンストレーションをWeb上で視聴できるイベントをエリアで初めて企画・実施する立場として、より多くの方を巻き込んだ業務も担当することができました。自分なりの営業マインドを大切にしながら、さらに活躍をしたいと考えるなら当社は最適な環境だと思います。

営業職

できないことを受け入れることによって
自身の成長を実感できるようになった

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できないことを受け入れることによって 自身の成長を実感できるようになった

できないことを受け入れることによって
自身の成長を実感できるようになった