オーバスネイチメディカル採用特設サイト

潜在的なニーズを引き出し最適な提案を

オーバスネイチメディカルに入社する前は、不動産会社でマンションの営業に携わっていました。当社に入社したのは、お客様から「こんな会社あるけど受けてみない？」と勧めていただいたのがきっかけ。20代後半のことです。すでに不動産営業の仕事で満足のいく実績もあげていたので、そろそろ違うフィールドに飛び込んでゼロからの挑戦をしてみたいと思っていました。前職では、まだマンションの購入についてなんの意志もお持ちでない見込み客の潜在的なニーズを探るところから始めていたので、お客様の月々の食費・光熱費・その他支出など家計について、詳細にお聞きしながら返済計画の提案をし、成約に結びつけていました。業界は違えども、お客様のニーズを引き出し最適な提案をするというスキルついては、現職でもしっかりと生きていると思います。

標準的な仕事のスタイル

標準的な一日の例を申し上げますと、8：50ごろに1施設目の病院にお伺いして、手技（※注：カテーテルを使用した手術）に入る前のドクターに手短に用件をお話します。その後移動して11：30ごろに2施設目、13：00ごろに3施設目、といった形で午前中は施設訪問に時間を使います。昼休憩後はノートパソコンでメールチェック、資料作成、新製品や競合他社の製品情報を調べて吸収。夕方からは代理店担当者と打ち合わせを行い、市場動向や担当する病院などの情報交換を通じて次の打つ手を話し合ったりします。私の場合、東北エリア全体を担当しているため移動時間がとても多いです。東北は3月でもまだ雪深いので、東京とは別世界ですよ。遠いところでは片道で3〜4時間かかったりします。移動して一人のドクターにお話を伺うだけで丸一日かかってしまうことも。その点オーバスネイチでは自家用車で営業先を回るスタイルで、長時間の運転でも自分の好きな車を使えるので体力的にも精神的にも助かっています。私の場合は雪道などにも対応できるよう四駆に乗っています。また、青森など特に離れた地域には飛行機で行って現地でレンタカーを借りて回ることもあります。

営業職のエッセンスとは？

営業職のエッセンスは、やはり「顧客からの信頼を得ること」に尽きると私は思います。そのためには何をすべきか、いつも考え続けています。やり方は人それぞれで、決まった方法はないのです。例えばドクターのもとに頻繁にお伺いするのはこの仕事の絶対条件ですが、先方もお忙しいので、ただ待っているだけでは言葉をかわすことすら難しい。私は2〜3時間かかる手技の合間にちょうどお伺いできるよう、日々の行動スケジュールを組むといった工夫をしています。他の同僚たちもそれぞれ自分なりに考えて動いているので、時々ミーティングで会うときにはよく意見交換をしています。そして、すべての行動の根底には、それが「顧客（ドクターや患者様）と会社のためになること」であるかどうか、という問いかけが常に必要だと考えています。その視点に立って、私の場合はワークショップの企画・開催を通じて、優秀なドクターの手技を他の施設の医療従事者の方々に見ていただいてノウハウの伝達を図ったり、難しい症例の手技を地方で行ったりというアウトプットをしてきました。また海外（主に医療後進国）でPhysician Exchange Program（PEP）という形で困難症例の手技を行うことで、国内外問わず患者様の生命を救うためのお手伝いができます。倫理観、法的な正当性、ビジネスとして成立すること、といった基本的な条件に適っていれば、当社では実行のしかたについて型にはまったルールはありません。それだけ一営業職であっても決裁権限が大きいといえるでしょう。

医療業界で働くということ

東日本大震災の後に東北を回っていたとき、「医師である自分は最後までここに残って患者様に向き合い続けなくては」という、強い責任感をもってリーダーシップを発揮しているドクターの姿をたくさん見ました。そして病院内での医療従事者の方々の絆や、各地のドクター同士の横のつながりも再認識しました。物流がストップした地域には、ドクター自らが医療機材などを自家用車で物資の不足している地域に運んでいたとも聞いています。そういった姿を目の当たりにして、私自身も人のために貢献することをやらなくては、という意志をさらに強くしました。東京エリア時代に親しくなった都内のドクターから依頼を受け、足りない機材等を被災地の病院まで運んだり、時にはカップラーメンを何箱も買って車で運んだりしたこともありました。自分自身や会社のことだけに限らず、ドクターや患者様、その他多くの人々の利益を考える視点が必要だと考えます。目先の利益だけを追い求めずに、医療業界全体の発展も意識の中に入れて仕事をしてほしいですね。社長にも常日頃から「大きな視点からものを見なさい」というアドバイスをいただいています。その場しのぎで、やたらと当日の手技に当社製品を使用していただけるようドクターにPushするだけではなく、将来を見据えた関係性を築いていけるかどうかが大事だということですね。どんな仕事をするにも正確なスケジュール管理や、目標を設定して達成していくことは最低限必要ですが、さらに医療業界で渡り合っていくには、日進月歩である臨床分野の学習を常に怠らない、この姿勢が大変重要です。また、中長期的にやってみたいアイデアもどんどん提案していったらよいと思います。受動的な姿勢の方は当社で働くには向いていないかな、と私は思います。

『やりたいこと』を後押ししてもらえる環境

当社は営業職全員合わせても40〜50人程度の小回りが利く規模の組織なので、管理職ではない一般の営業担当であっても、本気で提案すればやりたいことを後押ししてもらえる環境があります。私の場合は海外学会やワークショップなど、いろいろな企画を通してきました。上司も部下が言い出したことを門前払いせずに、足りないところはこう補ってやってみなさい、という風に知恵を貸してくれたりして、企画実現のための手助けを惜しまなかったです。最初の海外出張は、中国・深圳（シンセン）の当社工場をドクターと一緒に見て回るプラントツアーでした。海外勤務経験のある上司が同行してくれ、込み入った英語対応が必要な場面などでサポートを受けることができ、大変心強かったです。とはいえ個人で多くのことをカバーしなければならないので、責任も大きい。その反面、やりがいにつながっているとも思います。ドクターと海外に同行する際には、行き帰りの飛行機の中やホテル、訪問先の施設まで、ずっと時間を共有できますから、やはり濃密な関係性が築けるのが良いところだと思います。また先生方の、一人の人間としてのお話も伺えたりするので、とても興味深く、人生勉強にもなります。今後の目標としては、当社商品に限らず、カテーテルの市場を世界中にのばしていきたいという個人としての思いを持っています。患者の体力的な負担が少なくて済む、こんなに良い製品は全世界で利用されるべきだと思いますよ。前出のPEPなどを通じてもっとたくさんの国に普及させていきたいです。これまでよりさらにパワーアップした新たな枠組みで挑戦し、世界にフィールドを広げていきたいです。

営業職

法学部卒業後、不動産会社に入社、マンション販売に携わる。 宅地建物取引業資格取得者。中学から大学まで部活動で水球に打ち込む。

法学部卒業後、不動産会社に入社、マンション販売に携わる。
宅地建物取引業資格取得者。
中学から大学まで部活動で水球に打ち込む。